「転職を考えているけど、何から始めればいいのかわからない…」
そんな気持ちで立ち止まっていませんか?
看護師の転職は、あなたの人生や働き方を大きく左右する大切な選択です。
求人情報はあふれていますが「結局、転職活動ってどうやって進めればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、転職活動のスタートからゴールまでを7つのステップに整理しました。
希望条件の整理からエージェント登録、面接対策、内定後の準備まで――
全体の流れを一枚の地図のように見渡せる“ロードマップ”としてまとめました。
転職活動の全体の流れを知ることで、転職の不安が安心に変わり、最初の一歩を踏み出すきっかけになれば、
嬉しいです。

「まずは転職活動の全体像を知りたい」という方は、
ぜひお読みください。
転職活動の全体像
転職活動は「とりあえず」で進めてしまうと、途中で迷子になったり、後から「もっと良い職場があったのに…」と後悔することもあります。
でも実際の流れは、とてもシンプル。
次の7ステップを押さえれば、看護師の転職は、スタートからゴールまで安心して進められます。
看護師転職の7ステップ
- ゴールと希望条件を明確にする
(転職理由と条件を整理し、優先順位をつけましょう) - 転職サイト・エージェントに登録
(利用すれば、非公開求人やサポートを受けられます) - プロのアドバイザーと面談
(本音を伝えることで、最適な求人を紹介してもらいやすくなります) - 求人比較・職場リサーチ
(給与・待遇・雰囲気を見比べ、後悔を防ぎましょう) - 履歴書・職務経歴書の作成
(経験と人柄を伝える重要な書類です) - 面接対策
(条件確認と相性チェックの場。練習で本番の不安を減らすのが大切) - 内定後の条件交渉・退職準備
(円満退職と新しいスタートにつなげる大事な段階です)



ハローワークや一般求人サイトから直接応募する方法もあるんじゃないの?



もちろん可能です。ただし、非公開求人や内部情報は得にくいので、
まずは転職エージェントを利用して、比較しながら進めるのが、
おすすめです。
ステップ1.ゴールと希望条件を明確にする
転職本や情報サイトでは「転職の軸を1つに絞りましょう」とよくいわれます。
たしかに「軸」があれば迷いづらくなり、面接でも答えやすいメリットがあります。
でも、看護師の転職を考えていると、いろんな希望条件が出てきませんか?
たとえば…
- 年収を上げたい
- 定時で帰りたい(夜勤回数を減らしたい)
- 人間関係の良いところで働きたい
- 家から近い職場で働きたい
- 新しい分野(美容・訪問看護など)に挑戦したい
私自身「軸(希望条件)1つに絞るなんて無理!」です。笑
そこでおすすめなのが、希望条件を紙に書き出し、優先順位をつけることです。
「全部大事!」だと思っていたものが、少しづつ整理されてきます。



例えば、私の場合はこんな感じでした。
1位:年収アップ
2位:自宅から職場が近いこと
3位:人間関係の良さ
ここがポイント!
- 希望条件(本音)を紙に書き出す
- 数字や順位をつけて整理する
- 優先度を自分の中で明確にしておくことで、エージェントや転職候補先との面談時に迷わず答えられる
ステップ2.転職サイト・エージェントに登録
看護師専門のエージェントを使うと、非公開求人や面接の傾向・残業実態などの内部情報を知ることができ、
書類添削・面接練習・条件交渉まで無料サポートを受けられます。
ここがポイント!
- まずは1社で感触確認 → 良ければ2〜3社で比較(担当者相性/求人の幅/求人先の偏り回避)
- 連絡は「メール中心・連絡可能時間」を最初に伝えておくとラク。
- 直接応募(病院HP・求人サイト・ハロワ)も選択肢としてアリですが、初心者には転職エージェントがおすすめ。
「登録したら電話がたくさんかかってきそう」と心配な方もいるかもしれません。
でも最初に連絡があった時点で 「連絡はメールでお願いします」 と伝えてOKです。
ステップ3.プロのアドバイザーと面談
登録後は、担当エージェントと電話やオンラインで面談を行います。
ここで大事なのは、ステップ1で考えた希望条件をできるだけ具体的に伝えることです。
例:
- 年収は最低でも○○万円ほしい
- 夜勤は月○回まで
- 土・日・祝日は休みたい
- 人間関係を重視したい
- 家族や子育てとの両立を優先したい
- 訪問看護や美容クリニックに興味があります
このように伝えることで、担当者はあなたに合う求人を探しやすくなります。
ここが大事!
- 条件をあいまいにするとミスマッチが増える
- 正直に伝える方が、エージェントも動きやすい



オッケー!それじゃあ僕は給料がよくて、残業もなくて、人間関係も
よくて、自宅からも通いやすい職場で、それからそれから…



自分の希望を伝えるのは大事だけど、なにもかも理想の職場なんて
実際あるのかしら?



全ての希望条件を満たす職場を探すのは難しいので、
条件に「優先順位」をつけておくことが大切です。
「これだけは絶対譲れない条件」「これはできれば…」と分けて
伝えると、紹介の幅が広がります。
ステップ4.求人比較・職場リサーチ
気になる求人が出たら、必ず複数の転職先候補を比較・検討してみましょう。
同じ「夜勤月4回・月給30万円」でも、職場によって残業時間や雰囲気、人間関係はまったく違うこともあります。
ここが大事!
- 給与・福利厚生 … 基本条件は必ず数字で比較例(賞与○か月、残業20時間を給与に含むなど)
- 職場見学 … 実際に働くスタッフの表情や職場の雰囲気を確認
- 口コミ・SNS … 現場の声を拾えることもありますが、すべて鵜呑みにせず参考程度に
- 教育体制 … 新人教育やプリセプター制度、資格取得時の援助の有無など



複数の候補を比べることで「もっと良い条件があったのに…」という
後悔を減らせます。
ステップ5.履歴書・職務経歴書の作成
看護師の転職では、資格や経験だけでなく、協調性やコミュニケーション力など、人柄や職場にどれだけなじめそうかも重視されます。
ここが大事!
- 志望動機 … 「なぜこの病院(施設)を選んだのか」を具体的に。
例:理念に共感した、地域医療に貢献したい、ワークライフバランスを大切にしたい。専門分野に挑戦したい - 経験・実績 … 数字や事例で示すと伝わりやすい。
例:急性期病棟で5年間、1日平均○名の患者を受け持ち/訪問看護で月○件の利用者担当など) - 第三者のチェック … 転職エージェント経由なら、履歴書や職務経歴書を無料で添削してもらえるので安心。
*書き方のコツやサンプルは別記事「看護師転職の履歴書・職務経歴書の書き方」(近日公開)で詳しく紹介
します。
ステップ6.面接対策
面接は「条件をすり合わせる場」と「相性を確かめる場」です。
事前に準備をしておけば、本番でも落ち着いて臨みやすくなります。
ここが大事!
- よくある質問を想定して答えを用意する
例:志望動機/前職を辞めた理由/これまでの経験や強み/働き方の希望(夜勤や土・日・休日出勤の可否) - 服装・身だしなみは清潔感重視
派手さより「誠実さ」が大切。 - 質問タイムを活用する
例:残業の有無、夜勤体制、教育・研修制度、人間関係の雰囲気など



質問は「働きやすさを確認するため」に聞くもの。遠慮はいりません。
むしろ質問がないと、相手方も「本当にウチに関心があるのかな…」と
思われる可能性もあります。
- 不安な方はエージェントの面接練習を利用
本番前にフィードバックを受けられるので安心。
*よくある質問集や回答例は、別記事「看護師転職の面接対策まとめ」(近日公開)で詳しく解説しています。
ステップ7.内定後の条件交渉・退職準備
内定をもらったら、条件の最終確認と調整をしましょう。
給与や手当だけでなく、勤務開始日・夜勤回数・配属部署なども事前に確認しておくと安心です。
直接伝えにくいことは、エージェントに代行してもらえます。
ここが大事!
- 条件交渉は「わがまま」ではなく、働きやすさを確認する大切なステップ
- 退職はまず直属の上司(師長など)に相談 → 1〜2か月前には伝えるのがマナー
- 引き継ぎや有給消化のスケジュールは早めに調整



「円満退職の進め方と注意点」は別記事で詳しく解説しています。
まとめ
看護師の転職活動は、「希望条件の整理」と「情報収集・準備」が成功のカギです。
全体の流れをロードマップとして理解しておけば、不安を減らし、落ち着いて行動できます。
今日できる最初の一歩
- ノートに自分の希望条件を3つ書き出す
- 看護師転職サイトに1社だけ登録してみる



小さな一歩でも、行動することで未来は動き出しますよ。



”転職活動”はノーリスクです。まずは動き出すメリットについてまとめた 以下の記事を読んでみてください。「とりあえず一歩踏み出してみよう」と思えるはずです。
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