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看護師の転職において、面接は「合否を大きく左右する最重要ステップ」です。
履歴書や職務経歴書をしっかりと準備しても、面接で失敗すれば採用にはつながりません。
一方で、事前に「よくある質問」「面接官が見ているポイント」「答え方の型(PREP法)」を押さえておけば、
緊張しやすい人でも本番でしっかり力を発揮できます。
本記事で得られることは次の3つです。
1.看護師転職の面接でよく聞かれる質問と1分回答テンプレ
2.NG行動チェックリスト(当日直前の確認用)
3.一次面接/最終面接で使える逆質問例

これを読めば「明日、面接でも大丈夫!」と思える準備が整います。
ぜひ最後までご覧ください。



履歴書や職務経歴書の準備も重要です。
詳しい書き方はこちらの記事で解説しています


看護師面接で絶対避けたいNG行動
面接で不合格になる人には共通するパターンがあります。
逆に言えば、これらを避けるだけで大きな減点を防げます。
清潔感がない
髪色が明るすぎる、爪が長い、香水の匂いが強い…。
こうした見た目は、面接官に「患者対応に不安がある」と受け取られる可能性があります。
スーツは黒・紺・グレーなど落ち着いた色を選び、髪はまとめる、メイクはナチュラル、爪は短く清潔に
整えましょう。
会話にならない
「はい」「いいえ」だけで終わる一言回答や、逆にダラダラと長すぎる独り語りはNGです。
面接はキャッチボール。質問の意図を理解して、簡潔に、かつ具体的に答えましょう。
さらに詳しくいえば、結論→理由→具体例→まとめの流れを意識しながら答えると聞きやすい印象を残せます。
事前準備不足
「病院の理念を知っていますか?」に答えられない人は少なくありません。



最低限、病院HP・理念・診療科・看護部の方針はチェック
しておきましょう。
さらに一歩踏み込むなら、
- 看護部の教育体制(プリセプター制度・ラダー制度の有無)
- 夜勤体制(2交代か3交代か、1人あたりの受け持ち人数)
- 病棟の平均在院日数やベッド稼働率(HPや病院紹介パンフでわかることもあります)
こうした情報を把握しておくことで、志望動機や逆質問時に説得力が増すだけでなく、
“この人は前向きでうちに本気だ”という良い印象を採用側に与えることができます。
条件ばかり質問する
給料・休み・残業時間などの条件で職場を選ぶのは当然です。
しかし、初回面接から条件ばかりを聞くと、“職場そのものへの関心が薄い”と誤解されやすいのも事実です。
そのため、一次面接では「新人教育体制」や「夜勤の受け持ち人数」など、働き方のイメージが広がる質問を
優先すると好印象です。
給与や休日などの詳細条件は、最終面接や内定提示時に確認するのがベスト。
転職エージェントを利用している場合は、担当者に事前に確認してもらうのもおすすめです。
敬語が崩れる
面接はわずか30分程度ですが、その短時間で敬語が崩れると「普段からできない人」と判断されます。
感情がノッてきたときに、無意識に出てしまう言葉づかいには注意しましょう。
敬語を最後まできちんと使えるだけで、あなたの誠実さや協調性が伝わります。
話に矛盾がある
履歴書と口頭の内容が違う、退職理由を取り繕うために嘘をつく…。
矛盾はすぐに見抜かれ、信頼を失います。
だからといって「正直に何でも話せばいい」というものでもありません。
例えば「患者と喧嘩して注意されたので辞めました」とか「懲戒解雇されました」などとストレートに伝えれば、
面接官は不安を感じます。
ポイントは “事実を隠さず、前向きに言い換える” こと。
- 「忙しすぎて大変でした」→「幅広い経験を積めたが、今後はじっくり患者さんと関わりたい」
- 「人間関係が合わなかった」→「よりチームワークを大切にできる職場を探したい」



このように伝えると、誠実さを保ちながら“素直に学んで
成長していこうとする人”として好印象を残せます。
面接官が見ているポイント
面接では「どんな質問をするか」よりも、その人を採用するメリットとデメリットを見ています。
つまり、「スキル・人柄・長く続けて働けそうか」が大きな判断基準です。
採用するメリットを見極める
- 即戦力になりそう(救急対応経験あり、病棟経験ありなど)
- 周囲と協調して働けそう(人当たりの良さ)
- 前向きな姿勢がある(学ぶ意欲、成長しようとする姿勢)
(例えば、ヒロユキならこう答える!)
ICU経験者として
「これまでICUでクリティカルケアを経験してきました。急変時の患者対応や医療機器の取扱には自信が
あります。こうした経験を活かし、貴院でも安全で迅速な対応に貢献したいと考えています。」
外来経験者として
「救急外来で、突発的な処置や緊急度の判断を求められる場面に多く携わってきました。外来は病棟と違い、
診療が終われば帰えられるため、伝達に誤りがあれば修正が難しいという特徴があります。そのため、
限られた時間で正確に説明・指導を行う力には自信があります。今後はこの経験を、貴院でも
活かしていきたいです。」
採用するデメリットを見極める
面接官は「この人、本当に採用して大丈夫か?」というリスクも同時にチェックしています。
どんなにスキルがあっても、以下のような点が見えるとマイナス評価につながります。
- すぐ辞めそう:転職回数が多い、ネガティブな退職理由が目立つ
- コミュニケーションが苦手そう:協調性に欠ける、敬語が使えない、表情が硬い
- 指導を受け入れられなさそう:プライドが高すぎる、失敗経験を語れない
これを避けるには、「長く働きたい理由」や「協調性・改善意欲」を具体的に示すことが大切です。
(たとえばヒロユキなら…)
「子育てとの両立を考え、夜勤のない外来を希望しました。長く働きたいので、日勤に専念できる職場を探していました。子育てが落ち着けば少しづつ勤務時間や休日出勤や夜勤なども増やしていきたいと考えています。」
一次面接と最終面接の違い
病院によっては面接が1回で終わることもあれば、2回以上行う場合もあります。
ただし回数にかかわらず、面接官が見ているポイントには共通の傾向があります。
一次面接(看護部長や看護師長など)
・この人と一緒に働けるか
・「即戦力として役立ちそうか
・チームに馴染めるか
現場目線での判断が中心。



ここでは「これまでの経験をどう活かせるか」を具体的に伝えるのが
効果的です。
最終面接(院長や事務長など経営層)
・病院の理念や方針に共感しているか
・長く働く覚悟があるか
・病院にプラスの影響を与えてくれそうか
経営視点での判断が中心。



ここでは「病院と一緒にどう成長していきたいか」を語れると
評価につながります。
看護師面接でよく聞かれる質問と答え方
看護師転職の面接では、ある程度「定番の質問」が決まっています。
事前に準備しておけば、焦らず落ち着いて答えられます。
自己紹介
意図:経験やキャリアを簡潔に知りたい
回答のコツ:30〜40秒で、経験年数+部署+学んだことをまとめる
(例えばヒロユキなら…)
「〇〇病院で7年間、混合病棟勤務を経験してきました。急患対応や外科系患者、終末期看護を行う病院だったので、幅広くスキルを学んできました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」



ポイントは「経験年数+配属部署+学んだこと」を
簡潔にまとめることです。
志望動機
意図:「なぜこの病院を選んだのか」を確認したい
回答のコツ:「病院の特徴」+「自分の経験」をリンクさせる
(例えばヒロユキなら…)
「こちらの病院が地域医療に力を入れている点に共感しました。前職では退院支援に携わり、高齢患者さんの
生活を支える看護にやりがいを感じてきました。その経験を活かし、こちらの病院でも貢献したいと考えています。」
転職理由
意図:「辞めグセがないか」を確認したい
回答のコツ:ネガティブな理由はそのまま言わず、前向きに変換する
- NG例
「入退院や残業が多すぎてしんどかったので辞めました」 - ポジティブ変換例
「前職では急性期医療に携わり、スピード感のある対応や幅広い経験を積むことができました。今後はその経験を活かしつつ、患者さん一人ひとりとじっくり関われる環境で働きたいと考えています。そのため、外来診療に力を入れているこちらの病院を志望しました。」



退職理由の伝え方については、こちらの記事も参考にしてください。


成功体験・失敗体験
意図:「成長力」「素直さ」を確認したい
回答のコツ:行動→結果→学びの流れでまとめる
(例えばヒロユキなら…)
「入職当初、報告の仕方がよくわからなくて、医師に指摘を受けたことがあります。その経験から報告・連絡・相談の大切さを学びました。今では、年齢・性別・いつから・どんな症状・要件という順番で整理して伝えるように意識しています。」
キャリアプラン
意図:長く働く意思と将来像を確認したい
回答のコツ:「短期目標+中期目標」で答える
(例えばヒロユキなら)
「まずはこちらの病院の業務に慣れていきたいと考えています。そして数年後には専門性を磨きたい分野の資格取得にも挑戦したいです。こちらの病院の教育体制の中でスキルを磨き、長く貢献していきたいと思っています。」
逆質問(面接の最後に「質問はありますか?」と聞かれたときの対応)
面接の最後には多くの場合「何か質問はありますか?」と聞かれます。
これがいわゆる逆質問です。
ここで「特にありません」と答えてしまうと、意欲が伝わらずもったいない印象になります。
逆質問は “前向きさを示す最後のチャンス” と考えて準備しておきましょう。
意図:「入職への熱意や前向きさ」を確認したい
回答のコツ:「働くイメージが湧く質問」を1つ以上用意しておく
相手が答えやすいように、客観的・具体的な質問をする
(例えばヒロユキなら)
- 「看護部として今後、重点的に取り組まれている分野があれば教えて頂けますか?」
- 「新人教育の流れや継続教育の制度はどのようになっていますか?」
- 「夜勤や休みの希望は、どのような仕組みで調整されていますか?」
例えば、日本看護協会が示すクリニカルラダー(看護実践能力習熟段階)は、看護師の成長を段階的に
支援する枠組みとして広く参考にされています。
面接で教育制度について確認する際に、このような仕組みを導入しているか質問してみるのもおすすめです。
面接準備の実践法
面接は「場数」と「準備」がすべてです。
本番で緊張しやすい方も、以下のステップを踏めば自信を持って臨めます。
1.PREP法で答えを1分にまとめる
面接で好印象を残すには、簡潔で分かりやすい説明が必須です。
そのために有効なのが「PREP法」。
- P(Point)結論:最初に結論を言う
- R(Reason)理由:その理由を述べる
- E(Example)具体例:自分の経験を交えて話す
- P(Point)再結論:最後にまとめる



1つの質問に対し300〜400字、1分程度にまとめると
聞きやすい目安です。
2.書く→ 声に出す → 録画で確認
頭の中で考えているだけでは不十分です。
実際に声に出してみると「思ったより長い」「言葉が出てこない」と気づけます。
- まずは紙に箇条書きで回答を書き出す
- 声に出して時間を計る(ストップウォッチ推奨)
- スマホで録画して表情・姿勢・話し方をチェック



自分を客観的に見直すことで、改善点がはっきりします。
3.第三者フィードバックをもらう方法
自分では気づけないクセを直すには、他人の視点が効果的です。
- 家族や友人に模擬面接をしてもらう
- 信頼できる先輩にチェックしてもらう
- 転職エージェントの「模擬面接サービス」を活用する
特にレバウェル看護では、履歴書添削や模擬面接を無料で受けられるので、客観的なアドバイスが欲しい人に
おすすめです。


4.“練習受験”は避ける
「練習のつもりで働くつもりがない病院に応募してみる」のはおすすめできません。
応募履歴が残る可能性があるため、将来その病院で働いてみたいと思ったときに不利になる可能性があるからです。
練習は必ず転職エージェントや身近な人で行い、本命の病院には万全の準備で挑むのが鉄則です。
面接前に必ずやるべき「転職の軸」整理
面接で一貫性のある回答をするためには、まず「自分の転職の軸」を明確にすることが大切です。
転職理由や志望動機がぶれると、「この人はすぐ辞めそう」と判断される可能性があります。
転職の軸とは?
看護師が転職でよく重視するポイントは、次のようなものがあります。
- 年収アップ
- 夜勤なし・残業少なめなどの働きやすさ
- スキルアップ・キャリア形成
- 家庭との両立
- 職場の人間関係



この中で「自分は何を一番大事にするのか」を整理することが重要です。
軸を整理する方法
紙に「仕事で大切にしたいこと」をすべて書き出し、優先順位をつけてみましょう。
(例えばヒロユキなら)
1位 家庭との両立
2位 年収アップ
3位 職場の人間関係



このように順序を明確にしておくと、面接で一貫した答えができます。
「自分は〇〇を大事にしたいので、こちらの病院を志望しました」
と伝えられると、志望動機に説得力が増し、「長く働きたい」という意欲も自然に伝わります。
まとめ
看護師の転職面接は、準備次第で結果が大きく変わります。
- NG行動を避けるだけで減点を防げる
- 面接官が見ているのは「採用メリット」と「採用デメリット」
- 定番質問はPREP法で1分程度にまとめて答える
- 逆質問で「働く意欲」をアピールする
- 「転職の軸」を整理して一貫性のある回答を
面接は「病院に選ばれる場」であると同時に、「自分が職場を選ぶ場」でもあります。



この記事で紹介した準備を押さえれば、当日も落ち着いて
あなたらしさを発揮できるはずです。
面接に不安があるならプロのサポートを使おう
「一人で面接準備をするのは不安…」という方は、転職エージェントの無料サポートを活用するのも有効です。
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